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の、つもりが 

以前書いた「ウッドデッキ」で仕方なく焼肉をした。

日曜日の夕方、明るい内からやり始めた。蚊が出てくることを恐れてのことだ。

木炭に火を付け、イイ頃合になるまで暫くかかるが、その間に香取線香を焚き、野菜と肉を準備する。汗だくで帰ってきた息子がはしゃぐ。今か今かとコンロをいじっている。

臨時収入があったので、少しだけイイ肉を買ってきてやった。肉だけじゃと思い、イカもある。野菜は自家製。ビールはお決まりの雑穀酒。

火加減も良くなってきたので、金網に具材を載せる。

ん。ジュッといわない。でも、焼肉の食べ始めってのは「いっこうに焼けない」気がするのが常であるので、ビールでも飲んで気長に待つか。

しかし、一向にジュっとならない。肉も野菜も待てば待つほど燻されスモーク状態に近づいている。炭の量が少なかったのか?十分だとは思ったのだが、この現状からして甘んじて受け入れるしかない。

腹を空かせた息子がグズり出す。親父は待ちきれず箸をのばす。

今から炭を入れても直ぐには火力アップは望めない。入れたとしても彼らの貪欲な胃袋が食物を迎い入れこなれ始める前に、最適の火力にもっていけるかどうか疑問だ。案外少し経てば、焼けすぎるくらいに火力が上がるものだ。焼肉とはそういうものだ。そう判断した。

みんなの箸は空腹にまかせ、取りあえずすすむが、相変わらずジュッとならない。イカン。もっとじっくり焼く様に指導しなければ悲惨な結果になる。みんな取りあえず食ってはいるが、そのスピードは一般家庭のそれではない。共々早食いなのである。何てことだ、肉もかなり減っている。イカなんてもう無い。

もう、メシなんか喰ってやがる。なんだか全く盛り上がらない。

垂れない肉汁。干からびるタマネギ。乾燥する生シイタケ。あの、焼肉のダイナミズムである立ち上がる火煙、ホトバシル脂など程遠い。

なんとなく満腹中枢にダラーっと伝令が到着したらしく、思いおもいのことをやり始める親父とムスコ。

日はまだ明るく、蚊取り線香はまだやる気十分なのに。

私は、水分を抜かれミイラ化したオクラをチマチマ摘みながら、人肌になったビールもどきをすすった。

炭は自己主張できぬまま白くなっていた。

慣れない気を回して自滅した、父の日の夕方のこと。

やっと蚊が出てきた。
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