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雨、そして雷 

黒澤明の「七人の侍」の雨は尋常じゃない勢いで降る。

それもそのはず、完全主義者の黒沢監督は、その雨の激しさを映像化するにあたり、大量に用意した水に墨汁を混ぜ降らせたのだそうだ。

そのことで比重の上がった水は激しく叩き付けられ、より激しくシブキをあげることになる。しかも、モノクロ映像なので、その色合いはいかにも重苦しく「負け戦」であることさえも暗に表現してしまっていた。

日曜日の田植えは、それを彷彿とさせるような雨に見舞われた。

痛いくらいに、あらゆるものに対して、叩き付けるような雨粒。

水田のグレーなミナモには、その反動で生まれる高さ4cm程もあろうかと思われる跳ね返りの泥色の水柱とシブキが、ところ狭しと乱舞している。

その振る舞いはランダムでありながら、それでいてどこか秩序だっているような錯覚にとらわれる。

落ちては跳ね返る。その繰り返しが雨粒の数だけ起きている。数え切れない無数の一粒一粒が物理法則に基づいた確かな振る舞いをしているのだ。

自然の摂理とはいえ、何だか感心してしまう。

これを数値化してプログラムしたら、どれくらいの容量になるのだろうか。それを処理実行できうるCPUといったら、一体。

なんて、田植えもままならず百姓納屋にべったり座り込んで、水面も見ながらそんな事を考えていた。

奈良漬と渋いお茶をすすりながら。

遠雷を聞きながら。

梅雨は暫く明けそうには、なさそうである。
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