罠
- 戯言
- | トラックバック(0)
- | コメント(1)
釣り場へ急ぐ車の中から、車道脇の看板が目に付いた。
「罠あります」
白ペンキで塗られたベニヤとおぼしき板に、手書きの滴りそうな赤い文字。
余りに出しぬけなので、一瞬間に脳裏に飛来するさまざまな罠。
甘い罠。誘惑の罠。それとも、危険な恋の罠か。Fall in love。
或いは、欲望の罠。裏切りの罠。はたまた、ぼろもうけの罠か。
奥田民生ライクな思いが交錯する。
バックミラーで確認する。
その看板の裏側。同じ白地に、同じ赤文字。
「いのししの罠あります」
まぁ、そんなとこだろう。
しかし、本当に、猪を獲るための罠なのか。
実はダブルトラップなのかも。
汚職の疑惑が持ちあがり、喚問される。
あの疑惑の会食の席に同席していたではないか。貴方も一緒に牡丹鍋を食べたんじゃないですか。いのししの鍋ですよ。そして業者に便宜を図った。そうでしょう。
思わず、あの味が蘇る。確かに食べた。エグ味を覚えている。
相手はその表情を見逃さない。
食べたんですね。やっぱり、あの会合の席にいたんですね。
急展開の辞任劇。あの時、いのししさえ食べなければ。
そんな、ドス黒い「いのししの罠」。
けども、それを書くなら「いのしし鍋の罠」か。
そう思い、もう一度バックミラーを覗いたが、鏡の中のあの看板は遥か遠くもう見えなかった。
「罠あります」
白ペンキで塗られたベニヤとおぼしき板に、手書きの滴りそうな赤い文字。
余りに出しぬけなので、一瞬間に脳裏に飛来するさまざまな罠。
甘い罠。誘惑の罠。それとも、危険な恋の罠か。Fall in love。
或いは、欲望の罠。裏切りの罠。はたまた、ぼろもうけの罠か。
奥田民生ライクな思いが交錯する。
バックミラーで確認する。
その看板の裏側。同じ白地に、同じ赤文字。
「いのししの罠あります」
まぁ、そんなとこだろう。
しかし、本当に、猪を獲るための罠なのか。
実はダブルトラップなのかも。
汚職の疑惑が持ちあがり、喚問される。
あの疑惑の会食の席に同席していたではないか。貴方も一緒に牡丹鍋を食べたんじゃないですか。いのししの鍋ですよ。そして業者に便宜を図った。そうでしょう。
思わず、あの味が蘇る。確かに食べた。エグ味を覚えている。
相手はその表情を見逃さない。
食べたんですね。やっぱり、あの会合の席にいたんですね。
急展開の辞任劇。あの時、いのししさえ食べなければ。
そんな、ドス黒い「いのししの罠」。
けども、それを書くなら「いのしし鍋の罠」か。
そう思い、もう一度バックミラーを覗いたが、鏡の中のあの看板は遥か遠くもう見えなかった。
- [2007/11/26 08:01]
- 戯言 |
- トラックバック(0) |
- コメント(1)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jackals.blog12.fc2.com/tb.php/222-f37b5e28
- | HOME |







コメントの投稿