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クローバーフィールド 

話題の映画は何とも形容し難いものだった。

話の筋はこうだ。

夜のニューヨーク。転勤が決まった主人公を祝うためのサプライズ・パーティの最中、突然爆音が鳴り響いた。

次々に炎に包まれ、パニック陥っていくニューヨーク市街。軍の攻撃をものともせず、破壊の限りを尽くす謎の物体。

未曾有の大惨事の中、理由も分からぬままただ逃げまどうことを余儀なくされる人々。

主人公は彼女を救うことができるのか。謎の物体を制止することができるのか。

ストーリー的にはまぁこんなところであるが、映画自体はドキュメンタリー風で、パーティのビデオカメラがその大惨事を一部始終記録していたと言う設定になっている。

全編ビデオカメラを撮影する人の視線のみで映画が展開して行くというのがミソらしい。

手持ちのカメラで、しかも、ど素人の撮影(という設定)とあって、ブレまくるし、揺れる、ボケる、ズームイン・アウトを繰り返す、やたらとパンする。まさに下手なホームビデオの見本市的な映像の数々は製作者の狙いどおり。

確かにリアルに見えないことも無い。が、しかし、最初の爆音が鳴り響くまでの十数分間のパーティーシーンは全くイタダケナイ。映画導入部で「大惨事を記録したビデオカメラが発見された」風の語り口であったのに、全く整合性がない。

登場人物の紹介と人間関係の説明に必死。悪い意味で、本当のくだらないホームビデオを見せられている感じがして興ざめる。いったい私は何を観に来たのかと本気で思ってしまったほど、このシーンは長い。

それに、何より気に入らないのが物語を語ろうとし過ぎている点。

突然訪れた悪夢を徹底してドュメント風に仕上げるのに、男女の縺れが必要なのか。もっとシンプルにするべきだろう。

全体的に多弁。これが、この映画に入り込めない要因にもなっている。全編に漂う物語臭さは、作風とは乖離があって鼻につくし、ともすると失笑を誘ってしまう。

少なくとも、パーティシーンが的確で短く、かつ映画導入部の設定が無かったら、この映画から受ける感じはもっと違うものになっていたかもしれない。

昔「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という映画があったが、手法的には一緒。斬新だと言われている全編手持ちカメラの映像も前例がある。

どちらも諸手を挙げてスゴイと思える映画ではなかったが、取り残された一人が撮影を続ける独白的で一人称的なシーンが強烈であった「ブレア」の方が好感が持てる。

「ブレア」の制作費はたったの3万ドル。こちらは巨額の制作費がつぎ込まれているハズ。

製作は「MI:Ⅲ」で大抜擢されたJ・J・エイブラムス。TVの大ヒットドラマ「LOST」や「エイリアス」も手掛けている人物。

「クローバー」も映画じゃなくて、1時間物のTVドラマ程度で丁度良かったのではないか。

そうすれば、ビデオカメラという設定ももっと活かせたのかも知れない。
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クローバーフィールド/HAKAISYA

映画史上初めてタイトルを隠した映画未知の何者かが大規模な破壊を繰り広げるSFパニック・アクション超大作人気TVシリーズ「LOST」や『M:i:III』のクリエイター、J.J.エイブラムスが仕掛けたなどと、何かと話題の本作―以前観た『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は苦手?...
  • [2008/04/09 14:47]
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  • ★YUKAの気ままな有閑日記★ |
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